LANは2台以上のパソコンで同時に1本のネット回線、1台のプリンタ、ファイルを使える

LANは2台以上のパソコンで同時に1本のネット回線、1台のプリンタ、ファイルを使える

どこの事務所や家庭でも2台以上のパソコンが有るのが当たり前になりましたが、インターネット回線につながっていないパソコンやプリンタを使えないがあったり、USBメモリでデータをやりとりしていたりと、不便している場合も多いようです。

パソコンをつなげれば全部解決

パソコンをつなげて使うことを「LAN(ラン)で接続する」といいますが、このLANはローカルエリアネットワークの略で「会社や家庭などの狭い範囲でつながっているネットワーク」です。
LANでパソコンをつなげると1回線のインターネット回線を全部のパソコンで使えるだけではありません。
一台のプリンターを複数のパソコンで同時に使えるようになります。
また、USBメモリなどを使わずにワードやエクセルのファイルをやり取りしたり、別のパソコンの中にあるエクセルファイルを開いたり、パソコンに保存した動画や音楽を他の複数のパソコンで同時に観たり聴いたりできるようになります。

全部のパソコンで同時にインターネットを使う

インターネット回線が1本でも、パソコンをつなぐことですべてのパソコンからインターネットに接続できるようになります。
もちろん、どれか1台のパソコンがつながるのではなく、すべてのパソコンで同時にインターネットが使えます。
つまり、1台目のパソコンではホームページを見て、2台目のパソコンではメールを受信して、3台目のパソコンでは……というように、自由自在にインターネットを使うことができるのです。
企業のコンピュータネットワークシステムのように大がかりな設備が必要かと思うかもしれませんが、配線や機器の設置を自分で行えば、費用もかけずに家庭でもできることです。
通信費などインターネット接続に関する費用は、1台のパソコンで使うときと変わりません。
機器の設置や設定も説明書をよく読みながら行えば、専門の知識や資格は必要なく、手間もそれほどはかかりません。
パソコンの世界では、これを「インターネット回線の共有」と呼んでいます。

別のパソコンのプリンタを利用する

もう1つ、パソコンをつなぐことによって便利になるのが「プリンタ」です。
ワープロのファイルや年賀状を印刷するときにはプリンタを使いますが、そのためにはプリンタが接続されたパソコンでファイルを開かなければできません。
別のパソコンにあるファイルを印刷するためにはUSBメモリやCD-Rを使ってファイルを移動することになってしまいます。
すべてのパソコンに1台ずつプリンタを接続するのは、家庭では置き場所が無いでしょうし、費用もかかるので現実的ではありません。
離れたパソコンから別のパソコンにつながっているプリンタを遠隔操作して印刷することができれば費用もかからず場所もとらずに問題は解決します。
パソコンがつながっていると、それができるのです。
実際にはプリンタが接続されていないパソコンに、あたかもプリンタが接続されているようになり、通常とまったく同じ印刷の操作を行うことで、離れた場所のパソコンに接続されたプリンタからきちんと印刷することができます。
パソコンの世界では、これを「プリンタの共有」と呼んでいます。
また、後のページで紹介しますが、ネット対応ワークプリンタを購入して、パソコンをつなげる配線に直接つなげることもできます。

離れたパソコンのファイルを使う

パソコンをつなぐメリットは、すべてのパソコンでインターネットが使えるようになることです。
しかしそれだけではありません。
パソコンをつなげることで、別のパソコンに保存されているファイルを簡単に自分のパソコンにコピーしたり、直接開いたりすることができるようになるのです。
つまり、居間のパソコンに保存されているワープロのデータなどを、別のノートパソコンから開いて使うことができます。
ワープロソフトで「ファイルを開く」操作をすると、いつもは「マイ ドキュメント」の中から開くファイルを選びますが、離れた場所にあるパソコンのファイルも選ぶことができるようになるのです。
これまではUSBメモリやCD-Rに保存して移動していたファイルを直接開くことができるのですから、なんと言っても素早い操作ができるようになります。
ネットワークケーブルでつながった2台のパソコンは、お互いのファイルを共有して、あたかも1台のパソコンのように使うことができるようになります。
USBメモリに保存するスピードは遅くて待ちきれない、CD-Rは1回しか焼けないからもったいない、そんな悩みもすべて解決します。
パソコンの世界では、これを「ファイルの共有」と呼んでいます。
また、後々紹介しますが、パソコンをつなげた配線に直接つなげるNAS(ナス)というデータ保存機器を使えば、他のパソコンの起動状態に関係なくファイルを保存してみんなで使うことができます。