ケータイ&スマホのパケットって何?1パケットはいくら?

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携帯電話やスマートフォンの料金は複雑ですが、多くの人の希望は「安く使いたい」ことではないでしょうか、ところが料金の基本になっている「パケット」の内容や金額はあまり知られていないので、このページで紹介します。

使用料金は「通話料と通信料」に分かれている

通話料も各社いろいろな割引がありますが、基本は距離と通話時間なので、ある程度見当がつきます。
そして、これが大事なのですが、電話は電話を掛けた方が料金を支払います。つまり自分から掛けなければ、電話の基本料金だけで通話料はタダです。
ところが、通信料の主な用途の電子メールは自分が送らなくても、自分宛のメールを受信すればメールの文字数や内容(デコメールやHTMLメールによる文字の修飾や写真などの添付ファイル)に応じて通信料(パケット代金)がかかります。
設定1
赤線で表示しているインターネットへのアクセスの他、スマフォ同士でのメールのやりとりやIP電話(LINE)の通話データなどなど、既存の音声通話以外は全て「通信」となり、その通信料は「パケット」で計測して課金されている。

パケットって何?

パケットは携帯電話やスマートフォンでメールなどのデータを通信するときの単位。
ここからはコンピュータの世界に入っていきますが、コンピュータのデータに「バイト」大文字のアルファベットで「B」と書く単位があります。
この「B」とは西洋の文字、分かりやすく言うと半角英数字で一文字分のデータになります。
ちなみに日本語の全角文字は一文字で倍のデータの「2B」になります。
話をパケットに戻すと「1パケット」は128バイト「128B」のデータ量です。
つまり、全角文字64文字毎に1パケットづつ増えていきます。
実際にメールを送るときには、本文以外の差出人やメールアドレスに加え、ヘッダと呼ばれるどこのキャリアから送ったなどの詳細データも含まれるので200文字程度のメール一本でもヘッダが800文字程度加わって1000文字、パケットに直すと16パケットになってしまいます。(ちなみに全角空白も一文字になります)

メールのサイズとは?

容量の多いメールの代表的なものは、HTMLメールで、本文では分からない文字を装飾(太字とか赤文字とかです)するための「タグやコード」が見えない部分にかかれています。
今、手元の広告メールを見たら、本文全角600文字に対してHTMLタグなどが全角換算で約1200字、ヘッダが全角換算で約900字の合計2700文字、約21パケットでした。
スマートフォンの場合は、アプリの更新情報やらサービスの案内なども来るので、自分からメールを発信しない人でも、一日20通程度のメールが来たりします。
一ヶ月にすると、写真を貼付したメール(写メ)の1~2本も加われば10万パケット程度はあっという間です。また、着信音(着メロ)のダウンロードやゲームではそれらの料金以外に通信料もかかっています。

さらに、スマートフォンの場合は無料アプリであっても、アプリケーションのダウンロード時と、それ以外にアプリケーションが自動で更新(セキュリティアップデートなど)するときにも通信料がかかります。
また、スマートフォンでYouTubeなどの動画を観たり、ゲームをすれば100万パケットなんてあっという間です。

1パケットっていくら?

使わないようで1万パケット、一寸使っただけで100万パケットになるそのパケットの料金の基本「1パケットの値段」ですが、ドコモの場合で「1パケットは0.2円」が基本となり、15万パケットを超えると「1パケットは0.1円」となります。
15万パケットは3万円なので、3万円超の分はパケット代金半額です。

なお、パケホーダイやパケホーダイダブルなどの割引サービス加入の場合は「1パケットが0.08円」となります。
それでも、10万パケットで8千円になるので、パケホーダイの天井に直ぐ届いてしまい、メールを使っているだけでもパケホーダイダブルの下限に押さえることはほとんど不可能です。
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