スマホとパソコンの比率は半々
若い人向けの商品を売るサイトはもとより、年配の経営者けに新ビジネスを売り込むサイトであっても、相手がパソコンで見ているとは限りません。インターネットの閲覧はほぼ100%パソコンであった時代から、携帯電話が加わり、現在はスマホとタブレットが急増しています。
パソコンはほぼ横ばいと見て、スマホからタブレットへの移行が増えることには間違い有りません。
通販サイトでは、外でスマホで見たサイトを家のパソコンの大きな画面で詳細にチエックして気に入れば注文するようなスタイルが増えています。
価格の変動する商品をパソコンで見た人が外で価格をチエックしながら、安いときにスマホで発注するかもしれません。
店舗が有る場合は、店への案内図をスマホで見られるようにしておくと親切です。
商用ホームページを作る側としては、予算と人員と時間があれば家やオフィスでじっくり見られる大きな画像の入ったパソコン用サイト、いろいろなサイズに対応するタブレットとスマホ用サイトの2種類を作りたいものです。
中小企業はサイズ可変サイト一つで対応する
しかし、大手企業以外であれば、一種類でまとめたいものです。これから作るならば、スマホをメインしてパソコンやタブレットで見た場合はより綺麗に見えるサイトにすると良いかも知れません。
いまだに多くのサイトはソリッドデザイン(固定幅デザイン)を採用していて、その幅はおおむね800ドットから1024ドットの間です。
例えば、固定幅のサイトをスマートフォン見ると、全体を見る場合は文字は小さくて読めず、機種や指の大きさにもよりますがリンクをタッチしても、狙ったページへ飛ばないことも多いようです。
通販サイトなどは、リキッドデザイン(サイズ可変デザイン)と呼ばれるスマホやパソコンの画面に合わせて中のコンテンツが移動するデザインを採用していますが、それでも幅を狭めていくと980ドットより小さくなった辺りで左右幅が固定されて横スクロールバーで動かすようになります。
これに対して、現在中心のレスポンシブデザイン(可変レイアウト)はある程度より幅を狭めると画面の横にあるものが下に移動するようになっていて、見た目は変るけれど内容は変らないようになっています。
商用サイト場合、扱うサービスや商品にもよりますが、これまでの見せるホームページから情報を伝えるホームページと変る必要がありそうです。
屋外や移動中でも見やすいページを作る
お客様がホームページを見ている場所は家や会社ではなくなリました。それどころか学生が休み時間に株取引をやることも夢物語ではありません。
思わぬところにいる人や、予想外の層の人がお客様になるのです。
ちなみにこのサイトも レスポンシブデザイン(可変レイアウト)です。
画面の幅が狭くなると画像が小さくなったり、メニュー項目が二段から三段になったりして文字が小さくならないようになっています。
さらに狭めていくと右側のリンク群が画面の下に移動するようになっています。
電車の中でも読んでいただけると思います。
今、ホームページは、あらゆる場所で、様々な人が見ていますが、機器の画面サイズも多様化しているのです。
ホームページを作る側が見る人の場所や機器を想定することは出来なくなり、見る側が自分の環境で使いやすいホームページを選ぶのです。