以外に知られていないウェブサイトの4大目的

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企業のウェブサイトの目的は「紹介・対応・収集・販売」の4つです。作るときはその中で何を中心にするか考え、自社の不足している部分を補えるようにウェブサイトのページ構成やデザインを絞り込むことが肝要です。

1番多い会社紹介

中小企業が自社の企業サイトを作るきっかけで1番多いのは、会社案内代わりの企業bサイトです。
現在、求人などを始めとした、色々な書類に記入するときに企業サイトURL記入欄がありますが、自社の企業サイトがない場合は、「空欄にするか無し」と記入することになります。
また、業界などの会社リストでも企業サイトURL欄があるのが一般的になってきたので、自社の企業サイトがないとIT化が遅れている会社というイメージを持たれる恐れがあります。
企業サイトがないだけで会社のイメージや評価が変わるのが大きな損失といえます。
大手企業を除けば、一般的に知名度の低い中小企業は、その企業についての情報をネットで検索されたときに企業サイトがないと、連絡する手段が絶たれてしまい、取引や交渉のリストの俎上に乗らないまま終わってしまうことになります。

業務拡張と製品の販売

一昔前、インターネットの黎明期には自社の企業サイトを開設すると世界中から注文が入る可能性があると言われた時期がありました。
企業サイトを作る側としては、会社の紹介をすることは当然ですが、自社の業務や製品やサービスを紹介することも当然盛り込むべきです。
また、自社の独自商品を持っている場合には、販路広げるために卸売り先を募集したいと思う会社もあると思います。
自社の独自商品やサービスがない場合も取り扱い商品の紹介を盛り込むことになりますが、他社も取り扱っている商品を販売する場合は、価格競争になることは避けられません。
企業サイトを作る側としては自社のサイトだけを見ていますが、商品を買う側は複数のホームページを縦断的に見て価格を比較しています。
このため、他社も取り扱っている商品を販売する場合は価格を載せると価格だけで比較されてしまうため、あえて価格を載せずに付帯サービスなどを詳しく記載する方が注文につながります。
また、一般個人を対象とした商品販売する場合は、会社を紹介する企業サイトとは別に、オンラインショップを用意する方が効果的です。
会社概要や企業ポリシーのような硬いイメージで作っている企業サイトでは購買意欲がそがれてしまい、購入につながる可能性が少なくなるので、商品を販売する場合は企業サイトの中にオンラインショップを作るよりも、別のサイトを用意してどのページでもショッピングカートの中を見れるようにしたり、サイト全体の雰囲気もお得感や購入しやすさを前面に押し出して、タイムセールなどを行う必要があります。
逆に言えば、企業サイトと販売を一緒にしてしまうと、企業サイトのトップページに「タイムセール3割引」などと表示されるので、求人募集や商取引の情報確認に来た人には信頼感を損なうことも考えられるため、ひとまとめにするのは要注意です。

問合せとや注文への対応

筆者の知っている毎日価格の変わる商材を扱っていたある企業では、これまでは朝9時になると取引先から毎朝かかってきた電話にその日の金額を伝えて対応していました。
その場で注文をする取引先もあれば、その日の価格を聞いて検討した後で注文を入れる取引き先もあり、その日の価格によっては価格を聞いただけで注文を出さない取引先もありました。
これらの対応のために、午前中は数人の社員と社長は電話対応だけに追われていました。
しかし、自社の企業サイトを作り、毎朝9時前に企業サイトの「その日の商材の価格」を更新することにより、9時からかかってくる電話はほとんどが注文だけになったそうです。
自社のWebサイトに載せた商材の価格を毎日修正するのは大変だろうと思う方がいるかもしれませんが、ウェブサイトをCMS(WordPress)で作っておくことで、ブログを書くのと同じ様に簡単な修正が可能になります。
その会社はその後、電子メールに事よる受注とウェブサイトに用意した注文フォームからの受注を取り入れたことで、電話対応を減らすだけでなく大幅な事務の効率化が可能になったそうです。
自社で物販を行っていない企業の場合でも、自社の業務やサービスについて問い合わせが電話で入ることがあると思いますが、業務やサービスの内容について自社の企業サイトで情報公開することで、問い合わせの電話を減らせるだけでなく、より詳しい問合せが来ることになり商談が成立する見込みが高い問い合わせが増えることになります。
なお、企業には多くの営業電話がかかってきますが、これらの対応をする手間はかなりのものになっており、どこの企業でも悩みの種となっています。
自社の企業サイトでこれらの営業に対応するページを用意することで、かかってきた営業電話に対して自社のウェブサイトからエントリーをしてもらうようにし、不要な営業電話に応対する手間を大幅に減らすことも可能になります。
また、自社サイトで求人をしたいと思う会社も多いはずですが、求人情報と一緒に問い合わせ欄や求人応募ページを用意しておくことで、求人応募者の増加につながる可能性も増えてきます。

意外と役に立つ情報収集

大手企業に比べて中小零細企業が1番遅れているのが情報収集といえます。
特に自社についての章評判であるとか、自社の製品や業務についての評判というのは、大手企業の場合テレビ、新聞などの広告の反響によって計ることができますが、商品の発売をしていない中小企業では情報収集手段がありませんでした。
ところが、企業サイトを設けることによって、例えば建築設計事務所などでは設計した建物などを掲載して、「好き・嫌い・どちらともいえない」のボタンを用意してクリックしてもらうことで、簡単な情報収集ができます。
また、その感想を記入してもらう欄や問い合わせ欄を用意しておくと情報だけでなく、受注につながることもあります。
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