ガチピンの合焦写真は三脚を使って撮る

高額なデジカメを購入してもボケたりブレたりした写真しか撮れない、手ブレ補正機能をつかっても「ピントが甘い」感じがすることがあります。高性能で高額なデジカメ程レンズのブレを含めて正確に再現するので。しっかりと固定すれば綺麗に撮れますが、不安定な手持ち撮影をするとコンパクトデジカメよりもボケたような写真になることがあるのです。

カメラが動いて写真がボケるのを防ぐために、カメラを固定する道具

私が編集者としてプロのカメラマンの撮影現場に気が付くことは「三脚を使っている」ことです。
テレビドラマなどに出てくるカメラマンは「はい、良いねー目線もっと上に下さい」等と言ってカメラを持っているシーンが多く、三脚が出てくるシーンは少ないのですが、実際にはブツ撮りと呼ばれる商品撮影では100%、モデルさんを使った撮影でも三脚を多用します。
カメラやレンズの「手ぶれ補正機能」があるのにと思われるかも知れませんが、あれは手ぶれを完全に除去するものではなく軽減するものなので、プロの方はほとんど使いません。

撮影スタンド

写真館などには、数十キロもある専用の「撮影スタンド」が使われていて、写真館の人がカメラを手で持って撮影することは無いと思います。
撮影スタンドはスイスの撮影機材メーカーFOBA社の撮影スタンドが有名です。

持ち運びには三脚

大きなスタジオや写真館では撮影スタンドが良いのですが、撮影スタンドや撮影台は持ち運ぶことが出来ないので、屋外や移動を伴う撮影では「三脚」が使われます。

三脚の種類

三脚には材質がアルミ製のものとカーボン製のものがあります。
アルミ製の三脚は丈夫な割に価格も手頃で入手しやすい製品です。
それに対しカーボン製三脚は同じサイズのアルミ製三脚と比べると重量が軽いので、持って歩く距離が長いアウトドアの撮影などには最適ですが、価格はアルミ製三脚よりも高価です。
マンフロット055シリーズで比べると、アルミ製3段三脚が重量2.5kgで約¥25,000-に対し、カーボン製3段三脚は重量2kgで約¥48,000-と20%重量減で価格は2倍近くなります。
また、一般的な三脚には脚部が3段のものと4段のものがあります。
3段三脚は4段三脚より圧倒的に丈夫ですが、畳んだときのサイズは4段三脚より大きくなります。
4段三脚は収納時のサイズは短くなりますが、伸ばした時の最下段のパイプ径は3段三脚の最下段よりさらに一回り細く、収縮のための間接部も1つ増えるので丈夫さでは不利になります。

マンフロット 190プロ アルミ 3段 MT190XPRO3

伸高(センターポール格納時):135 cm
全伸高:160 cm
格納高:59 cm
センターポールチューブ直径:25mm
脚チューブ直径:26. 22.5. 19 mm
開脚角度:25°.46°.66°.88°
耐荷重:7 kg
自重:2 kg
その他機能:水準器

マンフロット 055プロ アルミ 3段 MT055XPRO3

伸高(センターポール格納時):140 cm
全伸高:170 cm
格納高:61 cm
耐荷重:9 kg
自重:2.5 kg
センターポールチューブ直径:28mm
脚チューブ直径:30-26-22.5 mm
開脚角度:25°.46°.66°.88°

三脚の上部には雲台が付いている

三脚の丈夫にはカメラを載せる「雲台」と呼ばれるパーツが付いていますが、この「雲台」には一般的な「3way(スリーウェイ)雲台」と「ボール雲台(フリーウェイ雲台/自由雲台)」とビデオ撮影や飛行物撮影などに使われる「2way(ツーウェイ)雲台」があります。
ボール雲台は一つのレバー操作で全方向自由に動かせるので撮影方向を瞬時に変えられますが、上下だけや左右に少しだけ動かすとか、左右の傾きを修正するような使い方には不向きで、どちらかといえば三脚を使い慣れたベテランが瞬時に全く異なるアングルにするような用途に向いています。また、「2way(ツーウェイ)雲台」は一度水平を決めてしまえば水平を保ったまま動く被写体を追いかけるのに最適ですが、脚部を収縮させて水平を調整する作業は初心者向けではありません。

三脚メーカーのマンフロット

三脚で定評のある製品は、プロはもとより写真学校などの指定品としても使われる「マンフロット」の製品ですが、各種製品のなかで全世界で最も多く使われているのは、「055シリーズ」と「190シリーズ」です。その違いは大きさで、伸ばしたときの高さが(エレベーターを縮めた状態で)055シリーズは約140cm、190シリーズは約135cmです。
実際の使用時には雲台の高さで約10cmとカメラの底からファインダーまでで約10cm加わるので、ファインダーの地上からの位置が055シリーズは約160cm、190シリーズは約155cmとなりますが、数値5cm差は実物ではパイプの太さと相まってより大きく感じます。
また、エレベーター伸ばしたときの高さの差は10cmとなるので、身長や体力に合わせて選ぶと良いでしょう。
各シリーズには、カーボン製三脚と4段三脚が用意されていますが、使われているパイプ径が190シリーズは一回り細くなります。

三脚と雲台のセットは別々に買うよりお得

初めて三脚を購入するならば、アルミ製3段三脚と3way(スリーウェイ)雲台の組合わせが最適です。

定番三脚はコレ!がっちりの055シリーズとお手軽な190シリーズ

マンフロット 190プロ アルミ 3段+RC2付3ウェイ雲台キット MK190XPRO3-3W

伸高(センターポール格納時):148 cm
全伸高:173 cm
縮長:720 mm
パイプ径:26 mm
本体重量:3 kg
センターポールチューブ直径:25mm
脚チューブ直径:26. 22.5. 19 mm
開脚角度:25°.46°.66°.88°
耐荷重:6 kg
自重:3 kg

マンフロット 055プロ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット MK055XPRO3-3W

伸高(センターポール格納時):153 cm
全伸高:183 cm
格納高:74 cm
耐荷重:9 kg
自重:3.5 kg
センターポールチューブ直径:28mm
脚チューブ直径:30-26-22.5 mm
開脚角度:25°.46°.66°.88°

下の動画は マンフロット190 4段三脚