一眼デジカメがスマホカメラに差を付ける4種類の設定と使い方

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デジタル一眼カメラで撮ったのにスマホと変わらない写真になる人は、カメラの設定を全自動にして撮っているからです。ブレたくないならシャッター優先設定、ボカしたいなら絞り優先設定を使うだけで差がでます。

全自動設定からの脱出で巧い写真を撮る

デジタル一眼レフカメラで撮ったのに、コンデジと同じような写真になるのは当然です。
現在のコンデジと呼ばれるコンパクトデジカメの性能は非常に素晴らしく、特に撮影時のシャッタースピードやレンズの下期に関しては、コンピューターが瞬時に計算して決めるため、誰でも失敗しない写真が撮れるようになっています。
デジタル一眼を購入しても、最初に設定されている全自動モードで撮影すると、デジタル一眼レフカメラのコンピューターがシャッタースピードや絞りを決めますが、ブレが目立たず、明るさに足り暗すぎたりしない「無難な設定」にするため、シャッタースピードやレンズの絞り値がコンパクトデジカメでの撮影と変わらない値となってしまい、結果としてコンパクトデジカメで撮影したときとあまり変わらない写真になってしまいます。
勿論、よく見ればコンパクトデジカメに比べてピントがしっかり合っていたり、解像度が高かったりするのですが、全体の感じは変わらないため、「デジタル一眼レフカメラはこんなものなのか」とか「自分は写真が下手らしい」とあきらめてしまう人も大勢います。
実は、デジタル一眼レフカメラは大きく分けて4種類の設定があるのですが、半数以上の人が自動設定のみを使っているので、デジタル一眼レフカメラの魅力を引き出せないのです。
デジタル一眼レフカメラにはシャッタースピードと絞りについて、大きく分けて4種類の設定があり、それは今述べた「自動(オート)設定」の他「マニュアル設定」と「シャッタースピード優先設定」と「(レンズの)絞り優先設定」です。

マニュアル設定は最後の醍醐味

マニュアル設定はシャッタースピードとレンズの絞りを自分で決めて撮影する方法です。プロはシャッタースピードとレンズの絞り以外にピントもマニュアルで合わせることが多いのですが、現在のデジタル一眼レフカメラのオートフォーカスは非常に優れているので一般の人は、ピントはカメラ任せにするのがおすすめです。
しかし、フィルムカメラを扱ったことがある年輩の人などは勘で「曇りだからf5.6で1/250位かな」などと見当がつくかもしれませんが、初めてデジタル一眼レフカメラを使う人は戸惑うかもしれません。
そのような時は、露出計を見ながら撮影することもできますが、この後で紹介する「シャッター優先」や「絞り優先」で撮影に慣れてから、マニュアル撮影をすると良いかも知りません。
しかし薄暗い室内で、部屋の暗さを保ったまま人物を撮るときや、真っ白の雪原にそびえる樹木を撮るときなどはマニュアル設定でなければ撮れないので、マニュアル設定こそが写真の醍醐味とも言えます。

シャッタースピード優先は動くものを止めて一瞬を切り取る

車の列やスポーツを撮影したとき、景色ははっきり写っているのにかんじんの自動車や人間がブレて写っていて失敗することがしばしばあります。
これは自動で写すと、撮影した写真が真っ黒山城になるのを防ぐため、明るさや暗さに応じて、レンズの絞りとシャッタースピードがバランスを取りながら両方とも同じ側に上下するためです。
たとえば、明るい場所ではシャッタースピードが速くなるのと同時にレンズもある程度絞られますが、シャッタースピードがそのカメラの限界まで速くなっているわけではないので、走っている車などをよりはっきりと写せないこともあります。
また、暗い場所ではシャッタースピードが遅くなるのと同時にレンズの絞りをある程度開けられますが、レンズが一杯まで開く開放になっていないこともあり、結果として人物がブレてしまうこともあります。
このような時、速く動くもの撮影するときはシャッタースピードを最速に設定し、暗い場所で撮影するときはシャッタースピードをブレない限度まで遅く設定し、シャッタースピード優先で撮影すれば、かなり思い通りの写真を撮ることができます。
また、暗い場所でシャッタースピードを遅く設定してもブレてしまう場合は、三脚を利用することで巧い写真が撮れます。

人物は絞り優先で周りをボカしてプロのような写真を撮る

人物撮影においてプロとアマチュアの大きな違いは、アマチュアの写真は中心人物と一緒に背景や周りの人もはっきり写っているのに、対して、プロの写真は写したい中心人物だけがはっきり写り、周りの人や物をボケて写っていることです。
このように中心人物だけをはっきりと撮りたいときは、デジタル一眼の設定を絞り優先にして、絞りの値を開放(f2.8などの小さい値)にすることで、プロのような中心人物だけをはっきりと写して周りをボカした写真が撮れます。
しかし、ズームレンズでは絞りの開放値がf5.6などの暗い製品もたくさんあり、開放値が大きいレンズ(暗いレンズ)は絞り優先で撮影しても、被写体の周りをボカすことはできません。
中心人物など被写体の周りをボカして撮影するには、F値がf1.8~2.8などの単焦点レンズやF値がf2.8などのズームレンズを使用することで、被写体の周りをボカした写真が撮れます。
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