タッチタイピング練習用キーボードを110円で作ろう

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ビギナーの方や職場の方にタッチタイピングの練習方法を尋ねられた時に、説明だけでは覚えてもらいにくいのがキーボード上の指の配置です。ここでは既存のキーボードにシールを貼る方法を紹介します。

タッチタイピングって何?

タッチタイピングはパソコンのキーボードを見ないでタイピングすることです。
画面を見ながら入力するので、同音異義語の候補をすぐに選択でき、入力ミスも瞬時に分かります。
また、原稿を見ながらタイピングする場合も原稿に注視できるので見落としが少なくなります。
タッチタイピングはブラインドタッチと呼ばれることもあり、昔はブラインドタッチの方が一般的に言われていたのですが、現在は視聴覚に障害を持たれている方への配慮などから、公官庁や公式な場所を始めとして多くの場所ではブラインドタッチではなく、タッチタイピングと呼ぶのが正しい呼び方になっています。

目的はタイピングなのか文章作成なのか

プログラマーや入力専門職の方を除いては、ビジネスでも企画書や報告書の作成であったり、メールの返信で等が中心の場合は、考えた文章を入力すること以上に思考を妨げないことがじゅうようになります。
まして、プライベートでのSNS書き込みやメールやブログでは、タイピングにとらわれ過ぎて内容に齟齬が出ては元も子も有りません。
プロ入力者を目指す以外のビギナーの人にとってはパソコンに親しむことが第一目的です。
優先順は「誤打防止」、「打ち易さ」、「スピード」です。
手肘肩に負担をかけずにリラックスして始めてみましょう。
ついでに、財布にも負担をかけないでやってみましょう。
100均で売っている小さな丸シール

用意するのは百均で入手できる小丸シール

今回はこれらを踏まえた方法として、 100均で売っている小さな丸シールをキートップに貼り付けてタッチタイピングを覚える方法を紹介してみます。
特に高齢者の方に説明する場合、指の位置を説明するよりも先にキーボード上の「かな文字]を忘れてもらうことが先決かもしれません。
以前、ショートカットキーを説明する機会があったのですが、コピーは[Ctrl]キーと[C]キーですと説明したところ、高齢者の方が[コントロールキー]と[そ]を押すんですね?と確認されました。
高齢の方には、[QWERTY]というキートップの文字より[たていすかん]という文字の方が馴染みがあるので、そっちが先に目に飛び込んでくるのかもしれません。
この時に考えたのは、タッチタイピングの練習をするとき、1番最初にやることは指の置き場や指の動かし方よりも、かな文字を隠してしまうことだと思ったのです。

練習キーボードを作ろう

1.100均の小丸シールを用意する

100均で売っている小さな丸シール

2.かな文字を隠す

キーボード中央の[56]、[TY]、[GH]、[BN]の目立たない白などのシールをかな文字に貼ります。
「ぁぅぇぉゃゅょを]と[ほへけむろ]は、お好みに応じて隠してもそのままでも構いません。
中央部分のかな文字を隠しましょう

3.各指の可動範囲を表示する色シールを貼る

先ず、両手の人差し指が押す範囲、右は[7]、[U]、[J]、[M]に左は[4]、[R]、[F]、[V]に白色以外の好みの色シールを貼ります。
次に、両手の中指が押す範囲に右は[8]、[I]、[K]、[、]に左は[3]、[E]、[D]、[C]に白と人差し指色以外の好みの色シールを貼ります。
さらに、両手の薬指が押す範囲に右は[9]、[O]、[L]、[。]に左は[2]、[W]、[S]、[X]に白と人差し指色と中指色以外の好みの色シールを貼ります。
最後に、両手の小指が押す範囲に右は[0]、[P]、[+]、[?]に左は[1]、[Q]、[A]、[Z]に白と人差し指色と中指色以外の好みの色シールを貼ります。
両手指の可動範囲にシールを貼りましょう

4.ホームポジションを分かるようにする

この例の写真では、両手人差し指を置く[F]と[J]だけ丸シールを2個貼りしていますが、基本ポジション横一列[A][S][D][F]、[J][K][L][+]に2個貼りでも構いません。
両手人差し指を置く基本位置にシールを貼る

練習キーボードに指を置いてみよう

それでは、タッチタイピングを覚える方法として、まず基本的な指の置き方になります。右手は人差し指から小指を[J]、[K]、[L]、[+]の上に置きます。
左手は小指から人差し指を[A][S][D][F]の上に置きます。
両手の親指はスペースキーの上に置いたら準備完了です。
どうですか?ドラマの中に出てくるIT技術者みたいでカッコ良いでしょう。

基本的にはこのポジションに両手を置いたまま、必要な指1本だけを上下に動かしてタイピングしますが、人により指の長さの違いますし、指の柔らかさや可動範囲も異なるので、無理をすると指がつってしまうこともあります。
最初は基本の位置を覚え、その後は無理に指を動かすかよりも、ご入力を少なくする方法を考えていきましょう。

基本よりも誤打が少なくなることが優先

基本配置は基本でありますが、絶対ではありません。
指一本だけ動かすのが難しい時は手を上下に移動したり、キー配置を思い出せない時は考えずにキーを見ていいのです。
そのためのキーシールなのです。
ちなみに、私個人の場合に限れば、[C]は左手人差し指の方が楽ですし、[B]は右手人差し指の方が楽なので我流で打っています。
また、スポーツで何度か突き指を経験している友人も、基本通りに打つと肩こりが酷くなるそうで、自己流にアレンジして打ちやすさを優先しています。

オススメのタイプ練習方法は2つ

一つは歌が好きな方限定ですが、「好きな歌を歌いながら歌詞を入力する」方法です。 歌を歌いながら、歌詞をタイピングするのです。
勿論、キーボードを見ながらで構いません。ローマ字入力するためのアルファベットの配置と数字の位置も掴むようにしましょう。
アルファベットの配置を少し覚えて、手がホームポジションに置けるようになったらタイプ練習ソフトを使ってみましょう。
無料で使えるフリーソフトの「ミカタイプ」をお勧めします。
インターネットからダウンローしてパソコンにインストールして練習できます。

キーボードについて

キーボードのキーの上がザラザラしているタイプの製品はシールがすぐ剥がれてしまします。
普通のUSBキーボードは1000円程度から購入できるので、キーの上がつるつるの物を練習用に購入すると良いかもしれません。
なお、100均の小丸シールも大きさが各種あるので、キーのかな文字の大きさに合わせて選びましょう。
また、小丸シールも製品やメーカーによって粘着力が異なるので、剥がれるようなら他のシールを試してみましょう。

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