パソコン買い換えよりも外部ディスプレイ追加は簡単で快適

ノートパソコンを家で使うときに大きいディスプレイがあると快適です。殆どのノートパソコンにはディスプレイ端子が備えられているので、単体のディスプレイを購入すれば2画面のパソコンシステムとして使えます。

大きい画面と２画面でできること

2画面のパソコンシステムは画像の編集する際に加工前の画像と加工の画像を並べて比べながら作業することやofficeソフトなどの複数複数ドキュメントを開いて片方のドキュメントからもう一つのドキュメントコピーペーストして編集するなど様々なことができます。
またテレワークではネットに接続した他のスタッフ達とミーティングする際にもう一つの画面に資料を開いて、それを見ながら打ち合わせをすることも簡単にできます。
さらには作業する画面とは別の画面で動画や音楽を再生しつつ「ながら作業」をすることもできます。

ノートパソコンの端子

ノートパソコンにディスプレイを追加すると便利なのですが手放しでは喜べない注意するべきことが2つあります。
1つは、ノートパソコンにディスプレイ端子がついていないとどうしようもないのです。
しかし、一部の機種はディスプレイ端子の代わりにUSB-C規格と同じ形状で転送速度の速い「サンダーボルト」端子に変換アダプタやDOCと呼ばれる周辺機器を介して外部ディスプレイに接続できる機種もあるので、パソコンの解説ページで調べておきましょう。

ノートパソコンのディスプレイ端子(この例ではHDMI端子)

もう一つは、ノートパソコンの接続端子と接続可能なディスプレイモニターを購入しなければならないと言うことです。
ノートパソコンやディスプレイについている接続端子には5種類の端子があり、同じ種類の端子同士では簡単に接続することができますが、種類の異なった接続端子をつなぐ場合には変換ケーブルを使用することになります。
しかし、変換ケーブルを使っても接続できない組み合わせがあるので購入する前に、ノートパソコンの端子を確認して変換ケーブルを使わなくても接続できるようにノートパソコンと同じ種類の端子を備えたディスプレイを購入するのがベストな方法です。

ノートパソコンのディスプレイ出力の仕様は3種類ある

ノートパソコンに外部ディスプレイ端子が有る場合はディスプレを接続できますが、表示される出力は3種類あります。

ディスプレイだけに出力される

一つは、外部ディスプレイに出力するとノートパソコンの画面は消えるタイプ。

ノートパソコンとディスプレイに同じ内容が出力される

2番目は店舗や受付で見かける外部ディスプレイとノートパソコンの画面がサイズが異なって同じ内容が表示されるもの。

ノートパソコンとディスプレイに異なる内容が表示される

最後が外部ディスプレイとノートパソコンの画面を横長の画面として異なる内容を表示できるものです。


また、ノートパソコンに端子が付いていても、ノートパソコンのディスプレイ出力の限度を超えた大きなディスプレイを接続することはできません。
もし接続してもゲームや動画がスムーズに動かないとか表示が新などディスプレイの能力を十分に発揮することができません。
市販されているディスプレイには高解像度の4K型や8K型の超高精細のディスプレイがありますが、そのような高性能なディスプレーに対応するノートパソコンはCPUとは別にグラフィックチップを搭載している製品が求められます。
また、4型ディスプレイが接続できたとしても動画編集やゲームをやるためにはグラフィックチップ以外にCPUも総合のハイパワーなものが必要になってきます。
ノートパソコンは稼働時間を長くするために、最新の製品でもあえて出力の低いCPUを搭載することで、外での稼働時間を延ばすことに注力している製品も多くなっています。
そのような場合は、ノートパソコンのディスプレイ出力に見合ったディスプレイを購入するのがベストです。

ディスプレイの端子

ディスプレイは横1920ピクセル×縦1080ピクセル解像度の製品が一般的ですが、横3840ピクセル×縦2160ピクセルの4Kディスプレイやさらに倍の8Kがあります。
もしノートパソコンの出力端子が対応していても接続ケーブルも規格に対応したものを用意しないと安定して表示されません。
使用するディスプレイの解像度を確認してから購入しましょう。
また、DVI端子はDVI-D(デジタル)とDVI-I(デジタル・アナログ兼用)の規格が有りさらに、シングルリンク(上限1920✕1200ピクセル(通称：WUXGA)とデュアルリンク上限2560✕1600ピクセル(通称：WQXGA)の規格に分かれているので注意が必要です。
一般のHDMIは上限が1920×1080ピクセルまたは1920×1200ピクセルに制限されていますが、4Kの場合はHDMIバージョン1.4以上、8Kの場合はHDMIバージョン2.0以上の端子とケーブルを使用すれば表示できます。
DisplayPort端子では4Kの倍委はDisplayPortバージョン1.2以上、8Kの場合はDisplayPortバージョン2.0以上の端子とケーブルを使用すれば表示できます。
このほかに、D-Sub(15pin)端子がありますが、古い規格なのでこの端子がついているノートパソコンはWindows95やWindowsXPの古典機ないなります。

ディスプレイの購入は4タイプ

街の家電量販店

一番手軽に入手できますが、専門の店員さんでないとDisplayPortバージョンによる解像度の違いなどの詳しいことは分からないことが一般的ですが、「分りません」と言わずに「お得です」薦める方が多いので注意が必要です。